6区3人抜き快走の大迫傑「今の状態の中では100%尽くせた」 区間2位の走りも「個人レースは別の意味合い」

 6区を力走するGMOインターネットグループの大迫傑。左は黒崎播磨の田村友伸=群馬県伊勢崎市
6区を力走するGMOインターネットグループの大迫傑=群馬県伊勢崎市
6区を力走するGMOインターネットグループの大迫傑=群馬県伊勢崎市
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 「全日本実業団駅伝」(1日、群馬県庁発着=7区間100キロ)

 東京五輪マラソン6位入賞の大迫傑(ナイキ)がGMOインターネットグループから出場し、6区を区間2位の走りで3人抜きを果たし、順位を4位に押し上げた。チームの最終順位は8位だった。

 大迫はレース後にコメントを発表。強風の中での走りに「自分のリズムを意識しました。向かい風だったので、重心を低くすることを意識して走りました」と振り返った。区間2位については「非常に良かったのではないかと思います。今の状態の中では100%尽くせたと考えます」と納得の様子だった。

 大迫は昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で3位。パリ五輪出場は、今後のファイナルチャレンジで設定記録(2時間5分50秒)突破者がいなければ決まるという状況下にあるが、ファイナルチャレンジの出場については明言していない。この日のレースが今後に生きるかどうか問われると、「個人レースは別の意味合いなので。それよりもチームに貢献する走りができたということで評価をしていいかなと思います」と振り返っていた。

 大迫はGMOインターネットグループとして出場した昨年大会で、2015年日清食品グループ時代に1区区間賞を獲得して以来、8年ぶりに出走。3区で区間2位の走りをして、11人抜きを果たしていた。昨年大会はGMOインターネットグループとパートナーシップ契約を締結して出場。プロアスリートとして走ることで、「活動の幅が広がることによってより選手が世界に羽ばたきやすくする。陸上界のゲームチェンジャーになりたい」と話していた。今大会も引き続き、同チームから出場した。

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