青学大2区“駅伝男”黒田朝日が区間賞激走で7人抜き2位浮上 歴代4位の好タイムに「そんな出たのかと驚き」駒大・鈴木芽吹を猛追で22秒差まで詰める

 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~箱根町芦ノ湖駐車場)

 第100回大会がスタートし、2年ぶりの王座奪還を狙う青学大は2区で原晋監督が「駅伝男」と期待する黒田朝日(2年)が1区36秒差の9位から1時間6分7秒の歴代4位に記録で区間賞の走りで7人抜き。首位駒大と22秒差の2位に浮上した。

 序盤から次々と前をとらえると、15キロ手前で日大のキップケメイ(1年)をとらえて3位に浮上。20キロ過ぎには創価大のムチーニ(1年)をとらえて2位に浮上した。ただ、トップの駒大・鈴木との差は1分5秒に開いていたが、その後も猛追し、大きく差をつめて3区の太田蒼生(3年)にタスキをつないだ。

 レース後は「タスキをもらった時点で順位は分からなかったが、少しでも前に順位をあげて渡すことを考えていた。(2区の大学記録は)記録自体狙っていたわけではなく、そんなタイムが出たのかと驚きの気持ち」と、振り返った。

 青学大の原監督はレースのポイントに「最大1分差以内でレースを進めていくこと」とあげている。

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