ラグビー大学選手権 京産大3大会連続10度目の準決勝敗退 広瀬佳司監督「本当にベスト4の壁は厚いな」
「ラグビー・全国大学選手権・準決勝、明大52-30京産大」(2日、国立競技場)
京産大(関西1位)は明大(対抗戦2位)に22点差で完敗した。主将のフランカー三木皓正(4年)は「アタックで想定していたよりも速いテンポで(パスを)回された。自分たちの得意なタックルをできなかった」と悔やんだ。
前半から反則を重ね、思うように主導権を握れなかった。SO吉本大悟(2年)が開始早々に負傷交代するなど流れを手放し、前半5分にトライを奪われるなど苦しんだ。18-26の8点差でハーフタイムに入ったものの、後半には3連続トライを許すなど引き離された。
準々決勝では早大(3位)に65-28で圧勝していた。そして過去9度全敗で、3大会連続10度目となる準決勝に挑んだがまたしても超えられず敗退。初の決勝(13日、国立)進出はかなわなかった。
広瀬佳司監督は「今年はいける、今年はいけると、はね返されて本当にベスト4の壁は厚いな」と受け止め、「この場に立ち続けるしかない。そうすればいつかはこの壁が低く感じる時がある。ベスト4に立ち続けることが大切」と前を向いた。