山梨学院大が悲劇 8区新本、20m届かず無情の繰り上げスタート

 山梨学院大・新本駿。繰り上げスタートとなった平八重充希(手前)=撮影・堀内翔
 全力で走り終えた山梨学院大・新本駿(撮影・堀内翔)
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 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 9区に入る戸塚中継所で今年も悲劇となった。山梨学院大8区新本駿(3年)が首位青学大通過から20分の間に間に合わず、無情の繰り上げスタート。新本はタスキを取り、中継所から姿はみえていたが、20メートル届かず、9区の平八重充希(2年)がスタートした。

 新本は仲間のいない中継所に辿り着くと、倒れ込み、控室に運ばれた。山梨学院大にとっては6年ぶりの復路・戸塚での繰り上げスタートとなった。

 往路が新記録の高速レースとなったため、8位大東大からは史上最多タイ、94年大会以来30年ぶりに16校が復路一斉スタートになる異常事態。激しいシード権争いが繰り広げられる中で、名門を悲劇が襲った。

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