青学大・2年塩出翔太が8区区間賞 箱根デビューで堂々「この1年間箱根のために練習してきた」
「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)
往路1位で、2年ぶり7度目の総合優勝に向けて独走状態が続いている青学大。8区の塩出翔太(2年)が、歴代3位となる1時間4分00秒で区間賞を獲得した。
箱根デビュー戦。堂々とした走りで、16キロ付近から始まる遊行寺の坂も表情を変えず、ぐんぐんと前に進んだ。7区終了時点で4分44秒あった2位駒大との差を、5分33秒に広げた。
2017年に下田裕太がマークした1時間4分21秒の青学記録も更新。塩出は「走る前から狙っていた。声援も大きくて気持ちよかった。この1年間箱根のために練習してきた。走れてうれしかった」と笑顔を見せた。
開催100回目を迎えたメモリアル大会。2年連続3冠を狙う駒大“1強”と思われた下馬評を覆し、青学は往路2区からトップに。2~4区で区間賞を獲得し、一番乗りで芦ノ湖のゴールテープを切った。
復路は5人全員が箱根初出走ながら、ここまで首位を堅守。野村昭夢(3年)が6区2位、山内健登(4年)が7区3位の快走で、たすきをつないでいる。