豊昇龍 豪ノ山らと意欲の20番「いい稽古だった」 新年の目標は「胸の中にありますよ」
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大相撲の大関豊昇龍(立浪)が3日、東京都墨田区の春日野部屋で行われた出羽海一門の連合稽古に参加した。御嶽海、豪ノ山、平戸海と20番とって17勝3敗。「いい稽古だった。相手の力を体で受け止めることしか考えていなかった。しっかりできたかな」と納得の表情を浮かべた。
豪ノ山には最初の2番で連敗。境川親方(元小結両国)から「ビシッと締めんか!」とゲキを飛ばされると、直後からはすぐに右四つでまわしを引く形で7連勝。平戸海との手合わせも含め、11連勝して稽古を終えた。
昨年は名古屋場所で初優勝を飾り、大関に昇進。ただ、秋場所は8勝、九州場所は10勝にとどまり、優勝争いに絡めなかった。新年の目標を問われ「胸の中にありますよ」と闘志を秘めた豊昇龍。初場所(14日初日、両国国技館)で大関としての存在感を示すべく「いろんなところに出稽古に行こうと思っている」と意欲をみなぎらせた。