アンカー目前で4校に悲劇 中央学院大、駿河台大、順大、山梨学院大が繰り上げスタート 順大は16年ぶりにタスキ途切れる

 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 アンカー10区に入る鶴見中継所で4校を繰り上げスタートの悲劇が襲った。首位青学大の通過から20分が経過し、中央学院大、駿河台大、順大、山梨学院大のアンカーが無情の号砲とともにゴールへと走り出した。

 前回大会5位の順大は16年ぶりにタスキが途切れた。駿河台大も前回出場時はタスキをつないでおり、初めて途切れた。

 9区の戸塚中継所では山梨学院大8区新本駿(3年)が首位青学大通過から20分の間に間に合わず、無情の繰り上げスタート。新本はタスキを取り、中継所から姿はみえていたが、20メートル届かず、9区の平八重充希(2年)がスタートした。山梨学院大にとっては6年ぶりの復路・戸塚での繰り上げスタートとなった。

 首位の青学大が総合新記録も視野に入る高速レース。復路は8位大東大からは史上最多タイ、94年大会以来30年ぶりに16校が復路一斉スタートになる異常事態となり、激しいシード権争いが繰り広げられる中で無念の繰り上げとなった。

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