大相撲 新三役の宇良苦笑「自分でもちょっと弱い三役だなと」 連合稽古で12番「いつもと変わらず」

 大相撲初場所(14日初日、両国国技館)に新小結として臨む宇良(木瀬)が3日、東京都墨田区の春日野部屋で行われた出羽海一門の連合稽古に参加した。豪ノ山、平戸海らと12番とって6勝6敗。力強く押し出す相撲も見られた。

 一門の連合稽古に参加するのは「幕下だった」というコロナ禍前以来。稽古中、春日野親方(元関脇栃乃和歌)から「新三役、いけよ」と声をかけられるひと幕もあった。「みんな強かったです。初っぱなから負けているので、自分でもちょっと弱い三役だなというのはありますけど、精いっぱい」と苦笑しつつ、12番の番数には「十分ですね。レベルが高い相手ととる12番なので」とうなずいた。

 幕内経験者が序二段に降下後、新三役に昇進したのは史上初。31歳6カ月の昇進も、平成以降5位の高齢記録となる。祝福や期待の声も多く受けているが「やってやるとかはない。いつもと変わらず」と力みはなし。自然体で三役として初めての場所に向かう。

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