集団体調不良でシード落ちの中大・藤原監督は謝罪「すべてマネジメント側のミス」 吉居大和ら4年生を思い「こういう形で終わらせてしまい情けない」
「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)
上位10校のシード権を巡る争いは明暗が分かれた。史上最多タイの16校による復路一斉スタートとなり、見た目の順位と実際の順位が違う中で繰り広げられたし烈な戦いは9位に帝京大、10位に大東大が入り、シード権を確保。11位東海大、12位国士舘大、13位中大は無念のシード落ちとなった。
前回大会2位の優勝候補で、まさかの往路13位から巻き返しを狙った中大は6区の浦田優斗(3年)が区間5位の快走で10位に浮上すると、7区ではエース吉居大和(4年)の弟・吉居駿恭(2年)が歴代3位タイムでの区間賞の激走をみせた。
しかし、8区の阿部陽樹(3年)が区間22位の大ブレーキで12位に後退。9区の白川陽大(2年)も区間16位で万事休した。直前の最終合宿でエントリー16人のうち14人が風邪を罹患。無念の結果となった。
レース後、藤原監督は「1年経ってこんなことしかできてない。自分自身も少し考えたい」と神妙に語り、エースの吉居大ら4年生についての思いを問われると「期待に応えてくれてきた世代だけに、こういう形で終わらせてしまって情けない」と、うつむいた。
次期エースとなる吉居駿ら走りについては「やろうとしてきた強化の仕方は間違っていなかったのではないかと感じてます」とした上で「隙を作ってしまったのはすべてマネジメント側のミス」と、頭を下げた。