スポーツクライミング・楢崎智亜が妻の野口啓代さんと夫婦初詣&初練習 パパとして臨むパリ五輪へ「かっこいい姿を」
スポーツクライミング男子で、24年パリ五輪代表に内定している楢崎智亜(27)が4日、21年東京五輪銅メダルの妻・野口啓代さん(34)と、初詣で茨城県龍ケ崎市にある女化神社を訪れた。色違いのダウンジャケットに身を包んで参拝。おみくじでは野口さんが小吉、楢崎は大吉を引いた。野口さんは「私だけが大吉じゃなくてよかった」と笑い、楢崎は「すごく縁起がいいし、新年一発目にいい流れになった」と白い歯を見せた。
21年東京五輪は金候補とされながらも、4位となり涙をのんだ。悔しさを持って練習に励み、迎えた昨年8月の世界選手権は銅メダル。2大会連続の夢舞台に内定した。この日は初詣後に初練習も実施。現在は、制限時間内での到達高度を競うリード種目に重きを置き、体力消費の少ない“省エネ”の登りを追求しているという。
昨年5月には第1子となる長女が誕生した。五輪へ向けてのハードなトレーニング中に、妻や娘のことを思い浮かべて原動力になっている。夫、そしてパパとして迎える2度目の夢舞台へ「(将来、娘が)パリ五輪を覚えているかと言われたら怪しいと思うんですけど、かっこいい姿を見せたい。金メダルを目指してトレーニングしたい」と闘志を燃やした。