頸椎損傷のJOC山下泰裕会長は入院中「一生懸命リハビリされている」元日に家族から連絡 尾県専務理事「大きな進展はない」

 日本オリンピック委員会(JOC)の会長代行を務める三屋裕子副会長(65)が仕事始めとなった5日、都内で職員への年頭挨拶を行った。転倒による頸椎(けいつい)損傷のため入院している山下泰裕会長(66)の容態について「今、一生懸命リハビリされていると奥様からご報告をいただいている。山下会長の1日も早い回復を皆さんで願いたい」と語った。

 JOCによれば、山下会長はまだ入院が続いているものの、年が明けた今月1日に山下会長の家族から「リハビリに励んでいる」と連絡があったという。尾県貢専務理事は「大きな進展があるかは我々も把握してない。とにかく今はリハビリに専念したいということ」と説明。詳しい容態については「大切な個人情報なので、我々もそれ以上は(山下会長の家族に)求められない」とした。

 ただ、今年はパリ五輪の開催年となる。JOCとしても大事な1年となるだけに「現時点は三屋(会長)代行を立てて分担しながら(職務を)やっている。ただ、五輪に向かってさまざまな動きが出得てくるので、そういうこと(情報の出し方)も考えながら今後やらないといけない」と述べた。

 山下会長は10月29日にプライベートで行動している際に転倒し、頸椎を損傷。翌日に手術を受け無事に終えたものの、家族以外は面会謝絶で、JOCも限られた職員のみが対応に当たっていた。昨年12月の時点では、尾県専務理事が「食事が可能であるということ、会話がしっかりできるという情報は共有しているが、(詳しい近況は)強い個人情報として(公には)出していない」と話すにとどめていた。

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