霧島 綱とりへ順調調整 豊昇龍、大栄翔らに16勝2敗
大相撲初場所(14日初日、両国国技館)で綱とりに挑む大関霧島(陸奥)が5日、国技館内の相撲教習所で行われた時津風一門の連合稽古に参加し、順調な調整ぶりを披露した。
正代、若元春、大栄翔らを指名して、まずは連続で13番。最初から11連勝し、まわしを引いて攻めきる内容が多く見られた。その後は豊昇龍と連続で5番。大関同士の手合わせでも切り返しで転がすなど、4勝1敗と圧倒して稽古を終えた。
新年は4日から部屋で始動。この日が本格的な稽古初日だったが、キレのある動きが目立った。自身ではやや少なめの番数にも「久しぶりに大関同士で稽古をした。豊昇龍とやったらどっちかが熱くなって終わらないと思ったので、早めに終わった」と余力十分。稽古中に助言を送っていた師匠の陸奥親方(元大関霧島)は「最低あのぐらい。これから明日、あさって、(9日の横審稽古)総見と、目いっぱいやっていかないといけない」とペースを上げていく考えを示した。
年末年始はホラン夫人、長女のアヤゴーちゃんと家族だんらんの時間を過ごし「子供としっかり遊んで元気をたくさんもらった」という霧島。「今日は初めてなので、これからケガをしないように稽古したい」と冷静に綱とり場所を見据えた。