箱根駅伝 全国化は第100回大会限り 関東学連が101回以降の参加資格発表 関東連盟所属選手に限る 出場枠増加困難で「関東の学生競技者にできる限り枠を」
関東学生陸上連盟は5日、来年1月2、3日に行われる第101回箱根駅伝以降の参加資格について発表し、「関東学生陸上競技連盟加盟校所属の男子登録選手」とし、地方大学に門戸を開いた全国化は第100回限りとなった。
同連盟はリリース文で「本連盟は関東における学生陸上競技界を統括し、代表する学生自治団体です。また、学生競技者精神を遵守して加盟校相互の親睦を深め、互いに切磋琢磨して競技力向上に努め、我が国の陸上競技の普及、発展に寄与することを目的としています。したがって、本連盟では加盟校に所属する学生競技者の強化を第一に考え、それによって我が国の陸上競技の普及発展に寄与していくものと考えます」と前提を説明。出場枠の問題に触れ「出場校数の決定には交通規制時間等の問題からコース沿道の関係各所にご了解をいただく必要があります。安全な車両運行の観点から、現状以上の出場校数の増加は困難な状況にあります。このように限られた出場枠の中で出場権を獲得するために、関東の多くの学生競技者が、日々、努力を重ねており、その中で出場を果たせる学生競技者は限定された人数になることは言うまでもありません。本連盟としては、この現状を鑑み、関東の学生競技者にできる限り出場枠を提供したいと考えます」と、強調した。
100回大会では関東以外の学連所属選手の参加も認められ、昨年10月の予選会には関東以外から11校が参加。ただ、関東の壁は厚く、京産大の27位が最高で、本戦出場はならなかった。ただ、参加校からは全国化の継続を求める声も多かった。