大相撲 石川県出身の遠藤 実家すぐ近くまで津波迫るも無事「あまり多くを話せるような状況ではない」「僕は僕でやることをやるだけ」

 石川県穴水町出身の大相撲の幕内遠藤(追手風)が5日、能登半島地震に見舞われた実家の家族の状況を明かした。両国国技館内の相撲教習所で行われた時津風一門の連合稽古参加後に取材に応じ「無事です。すぐ逃げたので」と説明。停電や断水が続いており「避難はまだしています」と話した。実家に損壊はなかったが、すぐ近くまで津波が迫ったという。

 故郷を大地震が襲った中で、初場所(14日初日、両国国技館)を迎える。「起きたことだし、亡くなった方もいるし、あまり多くを話せるような状況ではない」と慎重に言葉を選んだ遠藤。「僕は僕でやることをやるだけです。それ(白星)で元気が出てくれれば、一番うれしいじゃないですか」と、土俵に集中して結果を出すことで元気を届ける。

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