萱和磨 五輪イヤーは「金メダル獲得を体操人生をかけてやりたい」 東京五輪団体銀は「1秒たりとも忘れていない」
体操男子で昨年の世界選手権団体金メダルの萱和磨(27)=セントラルスポーツ=が6日、千葉県印西市でチームとしての新年初練習に臨み、鉄棒の感触などを確かめた。五輪イヤーが幕開け、「目標は金メダルを獲得すること。小さい頃からの夢なので、体操人生をかけてやりたいなと思います」と改めて覚悟を誓った。
新年の抱負には、昨年も目標にしていた「美しく失敗しない」を掲げた。着地や隅々まで練習からこだわることで、「パリまで、美しくそして失敗しないという自分の良さの安定感を増していきたい」と得点アップにつなげていく。
21年東京五輪では団体でROC(ロシア・オリンピック委員会)に0・103点差の銀メダルと悔しい結果に終わった。「1秒たりとも0・103は忘れていない。最後は本当に0・1の戦いになる」と気を引き締め、「オリンピックでの銀メダルは自分を大きく成長させてもらいました」と、リベンジの舞台を見据えた。