箱根駅伝で２年ぶりの総合優勝を果たした青学大・原晋監督と、妻で寮母を務める美穂さんが６日、ＴＢＳ系「情報７ｄａｙｓニュースキャスター」にＶＴＲ出演。往路優勝直後に原監督が「あんたたちすごいね～」とまるで他人事のように選手たちへ声をかけていたことを美穂さんが明かした。

　「頂上で選手たちに会った時に、監督じゃなくて隣のおじさんみたいなフレーズで、『あんたたちすごいね～』みたいな感じで」と笑顔で明かした美穂さん。原監督も「勝つつもりはあったけど、勝てるつもりはなかった。驚きました」と率直に心境を明かした。

　長きに渡り、寮母として支えてきた美穂さん。就任当初を振り返り「速い子を入れただけでは強くなれなくて、毎日、毎日、つらいことを頑張り続けることによって、速い子が強くなっていくと思うんですよ」と証言した。

　「（１区の）荒巻君は優しい子ですね、すごく。（２区の）黒田君は誰にも迷惑をかけないんじゃないかというタイプ」と今年の選手を評し、「一見、陸上には関係ないことなんですけど、そこが重要なのかな」と明かしていた。

　総合Ｖを果たした際には「半分駒沢さんに（優勝を）持っていかれるかと思ったが、学生には頭が下がる。絶対俺たちがやってやるという気持ちが出ていて、（前日も）往路のゴールは感動してウルっときた。２０年やってきて、こんなことがあるんだな」と目を潤ませていた美穂さん。番組では選手たちを見る独自の視点を披露していた。