五輪切符ラストチャンスの世界選手権へ 比嘉もえ「必ず出場権獲得」日本代表が公開演技
世界選手権(2月、ドーハ)に出場するアーティスティックスイミング日本代表が7日、東京アクアティクスセンターでエキシビションを行った。
「チェス」がテーマのチームフリールーティン(FR)と、デュエットテクニカルルーティン(TR)の新曲「クールジャパン」を披露。2演目とも泳いだ比嘉もえ(15)=井村ク=は「(デュエットは)泳ぎながらばらついているなと感じるところがたくさんあった。さらに練習して、レベルアップできるようにしたい」と振り返った。
父はプロ野球・広島でプレーした寿光氏(42)。身長171センチの体格を生かしたダイナミックな泳ぎが武器で、昨夏の世界選手権(福岡)デュエットTRでは、日本勢22年ぶりの金メダルを獲得した。
今夏に迫ったパリ五輪。チーム種目はまだ枠を確保できておらず、次の世界選手権がラストチャンスとなる。すでに出場権を獲得している5カ国(フランス、中国、エジプト、メキシコ、オーストラリア)を除く、上位5カ国に入る必要がある。比嘉は「必ずパリオリンピックの出場権を獲得して、自分たちができる最大の力を世界に見せられたら」と覚悟をにじませた。