ジャンプ週間3度目総合Vの小林陵侑を「あこがれられる選手になっちゃいました」全日本スキー連盟の原田雅彦副会長が賛辞

 ジャンプ週間で総合優勝しガッツポーズする小林陵侑(ゲッティ=共同)
 ジャンプ週間総合を制し、日本チームの仲間に抱え上げられて、観客の歓声に応える小林陵侑(中央)=6日、ビショフスホーフェン(共同)
 ジャンプ週間最終戦で飛躍する小林陵侑(ゲッティ=共同)
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 1998年長野五輪金メダリストで全日本スキー連盟の原田雅彦副会長が7日、HBCラジオ「きくスポ!」に出演し、年末年始恒例のジャンプ週間で史上6人目となる3度目のジャンプ週間総合優勝を果たした小林陵侑(チームROY)の偉業を絶賛した。「すごいですね。あこがれられる選手になっちゃいました。われわれからしてもジャンプ週間で総合優勝するのは夢のまた夢だった。それを3回も達成するなんて素晴らしい選手」と話した。

 今回のジャンプ週間で小林陵は4試合すべて2位。1勝もせずに総合優勝したのは1998~99年のアホネン(フィンランド)以来、25シーズンぶり9人目で「狙ったわけじゃないのに珍記録が出るのは彼らしいところ」。ドイツとオーストリアでの4試合はどのジャンプ台も形状が特徴的で「非常に急な斜面もあれば緩やかな斜面もあり、全部違う。それを四つ攻略するのは昔から難しい。彼はサラリとやってのける」といい「それだけ飛行が安定している。失敗の確率がほとんどない。それこそ強い選手の証し」と評価した。

 同時に「(五輪で)金メダルも取りましたし、数々の優勝を重ねてジャンパーとして充実している。次は(W杯の)1年間の総合タイトルを意識してくると思う。いろんなライバルがいて、たくさんの優勝者も出ているが、そんな中淡々とこれから上位を重ねて終わってみたらゴルフで言う賞金王だった、ということに彼はなると思いますよ」と今シーズンの残りにも言及。今季は22年北京五輪と26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の中間シーズン。「目標を立てづらかったと思うが、ジャンプ週間総合優勝は誰もがなりたい。それを彼が狙ってできるということなので、われわれも期待しているし、ぜひなし遂げてほしい」と小林陵にとって3度目となるW杯個人総合優勝に期待した。

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