東福岡 あと3点届かず連覇夢散 高比良主将「日本一は本当に遠い」

 「全国高校ラグビー・決勝、桐蔭学園8-5東福岡」(7日、花園ラグビー場)

 Aシード同士の決勝戦が行われ、桐蔭学園(神奈川)が3大会ぶり4度目の優勝を果たした。2連覇を狙った東福岡は僅差で及ばなかった。

 あと3点が届かず、東福岡の連覇の夢は消えた。ノーサイドの笛を聞いたナンバー8高比良恭介主将(3年)は唇をかみしめ、「自分たちのミスを確実に得点にされた。日本一は本当に遠い」とうつむいた。

 意地は見せた。8点を追う後半16分、相手のタックルを受けながらバックス陣がボールをつなぎ、最後はCTB神拓実(3年)がトライ。昨春の選抜大会決勝で敗れた桐蔭学園にリベンジを果たせなかったが、高比良は「フィジカルは五分五分まで持って行けた」と前回対戦よりも自分たちが成長したことを感じ、胸を張った。

 146人の大所帯をまとめることは簡単ではなかった。それでも言葉、プレーで引っ張ってきた主将は、91人の後輩へ「今日の光景を思い出しながら練習を頑張ってほしい」と花園制覇の思いを託した。

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