南一輝「わくわくする演技を」 体操パリ五輪代表へ抱負
体操男子で23歳の南一輝(エムズスポーツク)が9日、拠点を置く母校の仙台大(宮城県柴田町)で練習を公開し、目標のパリ五輪代表入りへ「力を最大限出し切りたい。(種目別が得意な)スペシャリストとして、見ている側がわくわくする演技をしていきたい」と抱負を語った。昨年は世界選手権で日本の団体総合制覇に貢献し、床運動で銀メダルを獲得した。
世界屈指のDスコア(演技価値点)を誇る床運動はEスコア(実施点)向上が鍵で、ひねり技や着地の精度を意識して3時間ほど汗を流した。今季初戦は3月の国際大会の予定。五輪代表は5人で、床運動と跳馬が武器の南は4月以降の選考会で1枠のスペシャリスト枠を狙う。