横綱照ノ富士が初場所に出場 師匠「出る」明言も「稽古の量は足りていない。やってみないとわからない状態」

 大相撲の横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が、初場所(14日初日、両国国技館)に出場することが11日、決まった。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が「出ることになっています。本人がやると言っている」と明言した。照ノ富士は腰のケガのため、3場所連続で休場していた。

 照ノ富士は今月に入って出稽古するなど積極的に調整。9日に行われた横綱審議委員会(横審)の稽古総見でも、大関貴景勝らと申し合いを13番こなしていた。伊勢ケ浜親方によると「本人は『もう調子はいい』と言っている。(総見に)行った後に手応えがあったみたい」と説明。昨年九州場所前も相撲をとる稽古をしながら初日の3日前に休場を決断したが「その時よりはいい。あの時は当たるだけでも大変な思いをしていた」と先場所前の状態よりは良化しているとした。

 一方で「ただ、稽古の量は足りていないので、どうかなと思う。番数とかはいい時に比べたら足りない」と稽古不足を不安視。出場する以上、横綱としては優勝争いを求められることになるが「相撲をやってみないとわからない状態ですね。(不安点に)スタミナは結構あるのでは。長い相撲とかをどこまでとれるか、それもやってみないとわからない」とした。

 昨年九州場所後には、横審が照ノ富士に初場所への出場を求め、休場した場合は何らかのコメントを出す可能性に言及していた。しかし、伊勢ケ浜親方は「気にしたことがない。そういうのに関係なく『出る』と言っている」と影響を否定した。

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