渡嘉敷来夢は選外、バスケ女子代表・恩塚監督が選出テーマを説明「走り切るシューター軍団」36歳吉田、18歳絈野ら初招集
バスケットボール女子のパリ五輪世界最終予選(2月、ハンガリーほか)を控える日本代表候補が11日、都内で強化合宿を公開した。6日に発表された代表候補20人では、2度の引退を経て復帰した元主将の吉田亜沙美(36)、馬瓜エブリン(28)が現体制で初選出され、高校3年の絈野夏海(かせの・なつみ、18)=岐阜女子高=は初招集。一方で、リオデジャネイロ五輪代表のエース渡嘉敷来夢(32)はメンバーから外れた。恩塚亨監督は今回の選出について「走り切るシューター軍団」というコンセプトを明らかにした。
東京五輪銀メダルで世界ランク9位の日本は、同4位のスペイン、5位のカナダ、19位のハンガリーと同組になり、4チーム中上位3位に入れば五輪出場権を獲得できる。
指揮官は「走り切るシューター軍団になっていくことが日本の強みを発揮できるポイントという風に考えて選手を招集し、伝えている。チームプレーにコミットできる選手たちが素早く動けて、シュート力があって戦い抜けるのが日本の強み。この強みをいかに出していくかが(五輪切符獲得への)1つのポイント」と説明。「自分たちのバスケをすれば勝てるほど世界は甘くない。相手の強みと弱みを整理し尽くして、必要なことを合宿に落とし込んで準備している」と強調した。