パリ五輪代表の17歳、安楽宙斗が優秀選手賞 スポーツクライミング 23年シーズン「躍動が凄い1年」

 日本山岳・スポーツクライミング協会が13日、都内で2023年シーズンの表彰式を行った。優秀選手賞には、24年パリ五輪に内定している男子の安楽宙斗(そらと、千葉・八千代高)、女子の森秋彩ら13人が選出された。

 安楽は、昨年ワールドカップのボルダーとリードの2種目で年間王者になると、11月のアジア予選も制して五輪切符を獲得。同2月の国内大会では7位と無名の存在から、わずか1年でトップクライマーへの道を駆け上がり「考えられない過程。躍動がすごい1年だった」と総括した。

 アンダーカテゴリー時代は「我慢」が苦手。力を使った登りや、トレーニングに力を入れなかった分、テクニックを磨いてきたという。高校生となり筋力がついたことで、技術とパワーが融合。「大会を重ねていく中で着実に強くなれた年。大会が終わった後に『次はどうしていくか』を考えていくうちに強くなっていった」と飛躍の1年を分析した。

 彗星(すいせい)のごとく現れた17歳が次に見据えるのは、パリの頂点。「五輪に照準を合わせて金メダルを取れたら」と決意を込めた。

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