「めちゃ雪」の国立で帝京大主将が心温まる一言「寒い中応援ありがとうございました」スタンドへ感謝忘れず ラグビー大学選手権
「ラグビー・全国大学選手権・決勝、帝京大34-15明大」(13日、国立競技場)
帝京大(関東対抗戦1位)が3大会連続12度目の優勝を決めた。試合後半には雪も舞う中、明大(同2位)に19点差で完勝。上名インタビューでマイクを持った江良主将は極寒の国立で心温まる一言を発した。
「悪天候で、寒い中応援ありがとうございました。僕たちの力になりました」とスタンドに向かって感謝の思いを伝えた江良主将。「関係者のみなさまにこの場を借りて感謝申し上げます。この140人全員でたどり着きました」と感慨に浸った。
Xで「めちゃ雪」がトレンド入りしたように、舞台となった国立競技場は試合中にみぞれが舞い、前半23分の時点で落雷のおそれがあったため試合を中断。異例の事態となった中、帝京大はロッカーではなく別室でアップを続けた。
試合は55分間の中断。それでも再開4分後に江良主将(4年)がトライ(G成功)を奪った。前半を2点リードで折り返すと、
後半はFB山口泰輝(4年)が連続PGを沈めて20-12と点差を離した。同20分にはCTB戒田慶都(4年)がトライなど得点を重ねた。守備でも後半は相手をノートライに抑えて勝ちきった。
「仲間がいたから1年間戦えた。本当に感謝、誇りに思います」と語った江良主将。後半は雪も降りしきった国立の舞台で、全員の思いが結実した。