明大 創部100周年Vで飾れず 後半突き放された 広瀬主将「後輩たちは悔しさをバネに」
「ラグビー・全国大学選手権・決勝、帝京大34-15明大」(13日、国立競技場)
帝京大が明大に34-15で勝利した。12度目の頂点に立ち、史上初となる2度目の3連覇を達成した。前半を14-12で折り返すと、後半にも2トライを挙げて突き放した。悪天候によって前半23分の時点で一時中断となったが、約55分間後に再開される異例の事態も乗り越えた。明大は創部100周年の節目を5大会ぶり14度目の優勝で飾れなかった。
絶対王者の壁は高かった。5大会ぶり14度目の優勝を逃した明大の神鳥裕之監督(49)は「なんとか超えたいという思いでやってきたけど、やはり勝つことができなかったのは監督としても責任を感じている。申し訳ない」と悔やんだ。
悪天候の影響により約55分間の中断から再開後、WTB海老沢琥珀(1年)のトライなどで一時は12-14と追い上げた。しかし、後半は地力の差を見せつけられてノートライに抑えられた。
創部100周年の節目を飾れなかった。試合終了直後に主将のCTB広瀬雄也(4年)は涙。「後輩たちは悔しさをバネに明治がもう100年続くようにしっかりと伝統を継承してほしい」と後輩に思いを託した。