伯桜鵬3場所ぶり復帰星「緊張しました」大相撲初場所初日

 上手投げで矢後(後方)を下した伯桜鵬(撮影・開出牧)
 矢後を破った伯桜鵬(手前)
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 「大相撲初場所・初日」(14日、両国国技館)

 昨年8月に左肩手術を受け、3場所ぶりの復帰となった元幕内の幕下伯桜鵬(宮城野)が白星発進を飾った。同じく元幕内の矢後(尾車)との一番は、途中でまわし待ったがかかる長い相撲に。相手得意の左四つでしのぐ展開となったが、最後は右からの上手投げで勝負をつけた。

 大きく息をしながら引き揚げてきた伯桜鵬の頰には、熱戦を物語るように血がにじんだ。昨年名古屋場所千秋楽以来175日ぶりの本場所の土俵を振り返り「緊張しました」と第一声。「すごく緊張していて、動きが硬かった。立ち合いもダメだし、相手得意の左四つになってしまった。最悪の相撲だったので、1回負けたと思って切り替えていきたい」と反省しきりで、何度も「最悪の相撲」と繰り返した。

 肩の感触については「大丈夫です」とキッパリ。師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)は稽古不足とみて今場所も休場させる方針だったが、自身が熱望して出場を認めてもらった。それだけに「その責任は重い。勝って恩返ししないと」と決意を口にした。ファンからの大きな声援は期待の証し。昨年名古屋場所では昭和以降最速タイの所要3場所で新入幕を果たした“令和の怪物”は「応援していただけるのは、ものすごく幸せなこと。謙虚に相撲道を全うしていきたい」と誓った。

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