照ノ富士に土 若元春に初金星配給 藤島審判長「うまくとられちゃった感じ。悪くない。明日からまた修正してくるのでは」
「大相撲初場所・2日目」(15日、両国国技館)
横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)に土がついた。平幕若元春(荒汐)に得意の左四つを許して上手が取れず長い相撲に。半身になって繰り返しの攻めをしのいだが、最後はこん身の寄りに俵を割った。
花道を引き揚げる際に悔しげに顔をしかめ、奥のモニターで取組を確認。支度部屋では報道陣の質問を付け人が「今日はすいません」と制し、照ノ富士はコメントしなかった。
腰痛などによる3場所連続休場明け。早くも2日目に、過去2戦2勝だった若元春に初金星を配給した。幕内後半戦の藤島審判長(元大関武双山)は「うまく若元春にとられちゃった感じ。上手がとれずに向こうは十分で、苦しい体勢になった」と印象を述べ、スタミナ面での不安については「それはないと思う」と否定的。2日間の内容には「悪くない」とし「今日もうまくとられたし、力負けではない。明日からまた修正してくるのでは」と心配していなかった。