ラグビー日本代表新ヘッドコーチ（ＨＣ）に復帰するエディー・ジョーンズ氏（６３）が１５日、都内で記者会見を行い、今後の日本代表強化プランについて熱弁。会見中はエディー節がさく裂した。

　１５年に日本代表ＨＣ退任後、イングランド代表で７年間指揮を執ったジョーンズ氏。当時は、他種目から学ぶことも多かったといい「日本代表を指導するのは独特。成功している人から何かを得たい」とバスケットボール、野球の代表監督との接触に意欲を示した。続けて「あと大谷（翔平）さんね」とニヤリ。「レンタルできれば良いナンバー８になると思う」とリップサービスも忘れなかった。

　第２次エディー政権のコンセプトは「超速ラグビー」。ジョーンズ氏は「動きだけではなく、考える速度も上げていかないといけない」と強調。世界の強豪チームでは、ボールインプレーの時間が短くなっていることに触れ「スピーディーな動作が反復できるか否かにかかっている」と説明した。

　高校、大学、リーグワンの試合を視察する中で「コーチングできないことをできるかを観点に試合を見た。ゲーム感覚、センスがあるような、挑戦したい選手を探している」と今度の選出に向けたポイントを言及。常に８強のレベル以上を維持するチーム作りを目指す。「どれだけ私ができるか分からないが。できるだけ遠くの所に到達したい」と意気込んだ。