若元春 地力を証明30歳にして初金星 「優勝したみたい」「1年、役力士で結びを取っていたのも大きい」

 「大相撲初場所・2日目」(15日、両国国技館)

 7場所ぶりに平幕に戻った若元春が地力を証明した。3度目の対戦で照ノ富士を初めて撃破し、30歳にして初金星を獲得。通路でカメラのフラッシュを浴び「すげえ。優勝したみたい」と笑った。

 横綱の右差しを許さず、得意の左四つで上手も引いた。何度も攻めたて、最後は「無我夢中」。こん身の寄りで俵を割らせた。

 九州場所で負け越し、6場所連続で務めた三役の座を手放した。ただ、1年間で得たものは多い。この日の結びで実力を発揮できたのは「1年、役力士で結びを取っていたのも大きい」から。一方で「役力士から落ちた分、一からやり直すつもりで思い切りやれた」と、重責からの解放もプラスに働いた。

 昨年は大関とりにも挑戦。幕内後半戦の藤島審判長(元大関武双山)も「力があるってこと」と初金星を評価した。心機一転の実力者が、再び大関候補に名乗りを上げる。

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