立大男子駅伝前監督・上野裕一郎 ひらまつ病院に加入 競技へ本格復帰 「チームとうまく調和を取れたら」
佐賀県小城市に拠点を置くひらまつ病院は15日、立大男子駅伝前監督の上野裕一郎(38)が陸上部に選手として加入したと発表した。リリースでは北島貴大部長、中島泰伸監督の連名で、「スポーツに携わる者としての姿勢を改めて考える機会を持ってほしいという期待を込め、加入を決めた」とした。
立大の男子駅伝監督を務めていた上野は、現役ランナーもこなす“日本一速い監督”と称されていたが、昨年10月に女性部員と不適切な交際をしたことが報道され、箱根駅伝予選会直前に解任されていた。
今回の加入が競技への本格復帰となる。チームには今週中にも合流し、まずは来年元旦のニューイヤー駅伝への出場を目指す。中島監督は「本当に拾ってもらえるとは」と上野が涙ぐんで感謝したと明かし、「『その涙は来年のニューイヤーで、いい結果を残した時に違った意味で流せたら』と本人と話した。(チームと)うまく調和を取れたら」と再起を期待した。