霧島 無傷3連勝 熱海富士にリベンジ許さず「目の前の一番一番が大事」 先場所から“12連勝中”
「大相撲初場所・3日目」(16日、両国国技館)
横綱照ノ富士は平幕阿炎を下して2勝目。大関陣は霧島と豊昇龍が3連勝を飾ったが、貴景勝は平幕若元春に苦杯をなめた。幕内の全勝は大関2人と関脇琴ノ若、平幕の朝乃山、島津海の5人となった。
霧島が無傷の3連勝を決めた。立ち合いは、低く当たってきた熱海富士に合わせて俵まで引いてしまったが「稽古してきたおかげで残すことができた」。相手の攻めを受け切ると、タイミング良く体を入れ替え、最後はもろ差しで一気に寄り切った。
昨年の九州場所で優勝を争い、リベンジに燃える21歳のホープを返り討ち。大関の貫禄を見せつけ「冬巡業でも胸を出していた。いつも通り思いっきり当たっていく気持ちを出せた」と汗を拭った。
先場所で自身2度目の幕内最高優勝を果たし、迎えた勝負の綱とり場所。好調をキープしており、先場所から計算すると“12連勝中”だ。4日目は前回対戦で黒星を喫した翠富士との一戦が組まれた。「目の前の一番一番が大事。15日間の積み重ね。一生懸命力を出していきます」と霧島。最高位を目指す大関に、気の緩みは一切ない。