本田真凜さん 宇野昌磨は「一番の理解者」「つらい時期も彼だけが『いつやめてもいいよ』と」
フィギュアスケート女子で今月現役を引退した本田真凜さん(22)が共同通信のインタビューに応じた。シニア転向後の葛藤や、交際している宇野昌磨(26)=トヨタ自動車=について思いを語った。
-2016年世界ジュニア選手権で優勝してから環境が一変した。
「注目される自分に戸惑った。何でもないことが大きなニュースになり、うれしいこともあったけど、何を言ったら面白いかなとかを考えるようになって、つらいと思うことが多くなった」
-17年全日本選手権は7位で、翌年の平昌五輪代表を逃した。
「全日本が終わって休もうというか、やめようと思った。でも罪悪感みたいな思いが出てきて5日後には練習していた。その後米国に練習拠点を移し、スケートに没頭できる幸せを感じ、やっぱり好きなんだと思えた」
-現役最後の大会となった昨年12月の全日本選手権で、宇野が観客席から見守っていた。
「『もし1人で見ていたら泣いていた』と言っていた。スケートのことも私のことも一番の理解者だと感じている。つらい時期も彼だけが『いつやめてもいいよ』と言ってくれた」
-今後はプロスケーターとして活動する。
「順風満帆だったジュニア(時代)よりも今の方がスケートが楽しい。これからもずっと関わっていきたい。見ていただける方に、すてきな演技を届けていきたい」
◇本田真凜(ほんだ・まりん)2001年8月21日、京都市出身。5人きょうだいの3番目として生まれ、2歳でスケートを始めた。16年の世界ジュニア選手権で初出場初優勝。16年全日本選手権はシニア勢に食い込み4位になった。妹に女優の望結(19)と紗来(16)。趣味はカメラ。161センチ。