大迫 次戦ボストンの理由は世間への「アンチテーゼ」五輪至上主義に「みんな思考停止してるんじゃないかな」男子マラソン

 男子マラソンで東京五輪6位の大迫傑(ナイキ)が18日、自身が編集長を務めるウェブマガジン「スケッチブック」で3月の東京マラソン出場は見送って4月のボストン・マラソンに出場する理由について説明した。

 「世間の正解としているものに、正解はない。」をテーマにしたインタビュー記事で大迫は「どうせ東京走るんでしょ?と思われていることへのアンチテーゼでもあって」と説明。「エンタメ重視の選考方法が、僕が東京オリンピックをラストレースにした理由のひとつで。健全なメンタルで挑めるボストンならパリオリンピックとの時間が短くてもチャレンジできる」などとボストンを次戦に選んだ理由を明かした。

 同時に「もちろんオリンピックは大事なレースだけど、みんなが思っているほどこだわらなくていい」とも。マラソンがすでにメジャーな競技で、五輪種目でなくても選手が活躍し注目される大きなレースがたくさん存在すると主張し「オリンピック至上主義みたいな考え方って、スポンサーも含めて、みんな思考停止しているんじゃないかな」と訴えた。

 3人のパリ五輪代表は残り1枠で「ファイナルチャレンジ」として行われる2月の大阪と3月の東京の両マラソンで設定記録(2時間5分50秒)突破者が出なければ大迫が代表に決まる。

 昨年10月の五輪代表選考会は3位。18日午前0時に投稿した自身の公式Xの動画では「周りが騒げば騒ぐほど冷めちゃう傾向にあって。自分自身が本当に走りたい大会はどこなんだろうってときに、ボストンだった」などと語っていた。

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