元学生横綱の阿武剋が伯桜鵬に快勝「まわしを先にとれば全然勝てるなと」
「大相撲初場所・5日目」(18日、両国国技館)
東幕下8枚目の阿武剋(阿武松)が、元幕内の伯桜鵬(宮城野)を寄り倒して3連勝とした。立ち合いからやや押されたが、左上手を引いて攻めに転じ、最後は土俵際で粘る相手を寄り倒した。
2022年の学生横綱に輝き、昨年九州場所で幕下15枚目格付け出しでデビューしたモンゴル出身のホープ。昨年名古屋場所で幕内の優勝争いを演じた伯桜鵬に対しても「あんまり意識していなかった。(相手の映像は)見ていない。まわしを先にとれば全然勝てるなと思っていた。勝負事なので、自信がないわけにはいかない」と気後れしなかった。
3連勝で勝ち越しに王手。「自分のできることをやっていきたい」と落ち着いて先を見据えた。