新十両尊富士5連勝 緊張「全くない」 部屋の猛稽古でひるまぬメンタル形成「横綱に目の前で胸を出されたら怖い」

 「大相撲初場所・5日目」(18日、両国国技館)

 新十両の尊富士(伊勢ケ浜)が朝紅龍(高砂)を寄り切り、土つかずの5連勝とした。右から張って左を差し、力強く前に出て俵を割らせた。

 「4日間はずっとデカい相手だった。今日はとにかく焦らず落ち着いていこうと思った」と軽量120キロの相手に冷静に対処。新十両の緊張は「全くないですね」と言い切った。

 部屋では横綱照ノ富士を筆頭に関取が6人。「部屋の稽古は緊張感があるが、本場所は自分との戦い。横綱に目の前で胸を出されたら怖いですからね」と、普段からの猛稽古が本場所の土俵でひるまないメンタルを形作っている。

 5連勝でトップ並走の状況も「何も」と意識はなし。堂々とした土俵さばきで星を重ねていく。

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