競泳の北島康介杯は１９日から本格的に始まる。１８日は会場の東京アクアティクスセンターで前日会見が行われ、２１年東京五輪代表の入江陵介（イトマン東進）ら日本代表４選手が出席した。

　国内では貴重な賞金が出る大会。最優秀選手賞は５０万円、各種目の優勝者には５万円が贈られる。

　入江は２４日に３４歳を迎える。前回大会は賞金で自転車購入を検討していたが、最優秀選手賞を逃し「自転車はずっと同じものを使っております」と苦笑い。今年は「エスプレッソマシンがほしい」と希望し、「目標を持って楽しむ大会にしたい」とリベンジに燃えている。

　家庭用のエスプレッソマシンは５万円前後が多いが、イタリアの家電メーカー「デロンギ」には３０万円を超える最高級機器もある。エントリーしている１００メートル、２００メートル背泳ぎで優勝し、最優秀選手賞も獲得すれば総額は６０万円。難なく購入可能だ。

　コーヒーに含まれるカフェインには、パフォーマンスを高める効果があり、愛飲するアスリートも多い。ベテランの力をレースで発揮し、パリ五輪イヤーの“お供”となる誕生日プレゼントを勝ち取る。