全日本柔道で旗判定が復活 延長戦行わず、独自価値
体重無差別で柔道日本一を争う全日本選手権(4月29日・日本武道館)のルールが今年から大きく変わり、延長戦を行わずに旗判定が復活することが18日、関係者への取材で分かった。近年はほぼ国際柔道連盟(IJF)のルールに沿って実施され、規定の試合時間内に勝敗が決しない場合はゴールデンスコア方式の延長戦に突入していた。
1948年に始まった伝統の大会は国際大会重視の流れの中で、体重別での試合を前提にした国際ルールを大幅に導入。旗判定も2017年に廃止された。五輪や世界選手権の最重量級代表の最終選考会に位置付けられていたが、近年は国際大会のスケジュールと合わず、トップ選手が回避する傾向。