石川県出身のAS木島「使命感じた。いい報告ができるように」元旦は帰省 五輪切符懸かる世界選手権へエキシビション

 公開演技後、故郷・石川への思いを語るアーティスティックスイミング日本代表チームの木島萌香(撮影・吉澤敬太)
 公開演技を行うアーティスティックスイミング日本代表チーム(撮影・吉澤敬太)
 公開演技を行うアーティスティックスイミング日本代表チーム(撮影・吉澤敬太)
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 世界戦選手権(2月、ドーハ)に出場するアーティスティックスイミング日本代表が19日、東京アクアティクスセンターでエキシビションを行った。

 「雷」がテーマのチームテクニカルルーティン(TR)と、同アクロバティックルーティンの2曲を披露。木島萌香(井村ク)は「次につながるような勢いのある演技を見せることができた」と手応えを得つつ、「フォーメーションの広さが気になった。修正したい」と課題を語った。

 能登半島地震で震度5弱を記録した石川県白山市出身。年末年始は実家に帰省していた。家族は無事で住宅への被害もなかったが、突然の揺れに恐怖を感じた。

 余震が続く予断を許さない状況の中で、24年パリ五輪切符のかかる世界選手権(2月、ドーハ)に挑む。「被災地が身近なところですごく悲しい。自分がもっと頑張らないといけないなと使命を感じた。世界水泳、五輪でいい報告ができるように。みなさんに笑顔を届けられるようにしたい」と、覚悟をにじませた。

 出場権を得るためには、すでに五輪切符を獲得している5カ国(フランス、中国、エジプト、メキシコ、オーストラリア)を除く、上位5位に入る必要がある。

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