大相撲 大波3兄弟の長男・若隆元4連勝で勝ち越し 三男・若隆景の勝ち越しに「自分たちも頑張ろう」

 「大相撲初場所・8日目」(21日、両国国技館)

 西三段目3枚目の若隆元(荒汐)が4連勝で勝ち越しを決めた。すばしっこく動き回る小兵の須崎(大嶽)に手を焼き、最後は小手投げからもつれるように土俵に倒れ込んだ。一度は軍配が相手に上がったが、物言いがつき、差し違えで白星をものにした。

 際どい相撲に「うまく回り込まれて、中に入られた。反応はよかったけど、相撲は良くないですね」と反省。「もうちょっと攻めきる相撲をとりたい」と課題を口にした。

 次男が幕内若元春、三男が元関脇の幕下若隆景という“大波3兄弟”の長男。6日目には右膝手術からの復活を目指す若隆景が、西幕下筆頭で勝ち越しを決めた。若隆元は7日目に若元春と食事に出かけて「自分たちも頑張ろう」と話していたといい「勝ててよかった」と息をついた。

 首のケガで昨年の九州場所を途中休場。約6年ぶりに幕下から三段目に番付を下げた。悲願の関取昇進へ、再出発となる場所はあと3番。「一番一番、集中してとるだけ」と表情を引き締めた。

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