大相撲 霧島が痛い2敗目 藤島審判長「怖々とり過ぎたのかな」綱とりへの影響は「審判部長に聞いて」中日で2敗は狭き門に
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「大相撲初場所・8日目」(21日、両国国技館)
綱とりに挑む大関霧島(陸奥)が痛い2敗目を喫した。翔猿(追手風)と張り手交じりの突っ張り合いになり、まともに引いたところを一気に押し出された。負け残りの土俵下では視線を落とし、ショックの色がありあり。支度部屋でも取材対応を断った。
折り返しの8日目で2敗目。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降に昇進した横綱33人のうち、中日までに2敗したのは5人(朝潮、柏戸、玉の海、3代目若乃花、武蔵丸)にとどまるだけに、痛い黒星となった。
幕内後半戦の審判長を務めた藤島親方(元大関武双山)は「怖々とり過ぎたのかな。警戒し過ぎた感じがある。引いたところを下から出てこられた」と敗因を指摘。中日での2敗にも「今日も力負けしたわけではい。とり方を失敗しての負け。切り替えてくるのでは」と巻き返しを予想し、綱とりへの影響については「それは(佐渡ケ嶽)審判部長に聞いてください」と言及しなかった。