パラスポーツ「サントリー チャレンジド・スポーツ アスリート奨励金」支援決定の波田みか選手らが感謝

 発表会に登場した(前列左から)サントリーホールディングス・一木典子CSR推進部長、波田みか選手、増田汐里選手、(後列左から)谷真海選手、日本フィランソロピー協会・高橋陽子理事長、日本パラスポーツ協会・河合純一常務理事
 支援への感謝の思いなどを語った波田みか選手(右)
 奨励金による支援が決まった増田汐里選手(右)
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 パラスポーツの普及・振興や世界レベルの選手の育成、強化を応援する「サントリー チャレンジド・スポーツ アスリート奨励金」の第2期採択先決定の発表会が23日、都内で行われ、57の都道府県および政令指定都市から、アスリート81人と25の団体(障がい者スポーツ協会、競技団体)への支援が発表された。

 発表会には、支援アスリートに選ばれたシッティングバレーボールの波田みか選手と、車いすバスケットボールの増田汐里選手が出席した。第1期に続く支援の決定に波田選手は「支援により、選手が充実したトレーニング環境で力を伸ばし、夢に向かって歩みを進めることができる」と感謝。第1期の奨励金は、自身の競技力向上だけでなく、競技の体験会の実施など周知、普及活動に役立てたそうで「競技の魅力を多くの方に伝えられることができた。今年も引き続き、魅力を伝えていきたい。また日本代表として、パリパラリンピックの切符を取ることが目標」と決意を語った。

 一方の増田選手は「目標はパラリンピックに出場し、メダルを獲得すること。これからも日々練習し、頑張りたい」と語るなど、支援が大きな励みとなったようだ。

 なお、今回の奨励金の総額は2850万円で、各アスリートの活動費や、各団体による競技振興のための費用などに活用されるという。

 この日は、この支援を展開するサントリーホールディングス所属のパラリンピアン・谷真海選手も出席。「1人でも多くのパラアスリートたちが、環境によって夢をあきらめることなく、チャレンジを続けられることが大事。この奨励金がその一助となればうれしいし、同じ仲間として世界を一緒に目指して行けたらと思う。一緒に頑張りましょう」と、仲間に呼びかけた。

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