早田ひな「代表選考ではなく全日本」2連覇へ決意 パリ五輪“前哨戦”と位置づけ「プレッシャーはねのけないと金メダル程遠い」

 記者会見でパリ五輪へ向け抱負を語る早田ひな(撮影・開出牧)
 記者会見に臨む早田ひな(撮影・開出牧)
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 「卓球・全日本選手権」(24日、東京体育館)

 女子シングルスで2連覇が懸かるパリ五輪代表の早田ひな(23)=日本生命=が会場で会見を行った。今大会は五輪代表選考の最終対象大会になっているものの、自身は既に五輪切符を決めており、「2年間かけてつかみ取ってきたので、今回はパリの(代表)選考というものではなく、久々に(純粋に日本一を決める)全日本という感覚で臨もうと思っている。この位置(前回王者)で戦っている以上、どの選手も思いきって試合してくると思う中で、自分自身をどう信じ切って最後までできるかがカギになる」と決意を込めた。

 スーパーシード選手は26日の4回戦からの登場となるが、この日は会場での練習で台やボールの感触を確認。「全日本は全日本で、(試合が始まる)朝から練習に来ても独特の緊張感を感じる。連覇が懸かっているし、パリ五輪前でいろんなプレッシャーが掛かっているが、自分一人ではねのけないと金メダルには程遠い。大舞台でプレッシャーをはねのけられるように1戦1戦頑張りたい」と、試金石の戦いと位置づけた。

 全日本選手権は2020年大会で初の頂点に輝き、昨年2度目の優勝を含む3冠も達成した。今年はシングルスのみの出場となるが、五輪代表としてターゲットとされるだけに「色んな意味で今までと違うプレッシャーを感じているが、逆に五輪ではどのくらいの緊張感があるのか今から楽しみ。(パリ五輪の)前哨戦として、1試合目から五輪で戦う自分をイメージして試合に挑みたい。重圧をはねのけて、重圧すら楽しんで、自分自身と戦いながら相手と戦えるように頑張りたい」と言い聞かせた。

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