若隆景6連勝 関取復帰は決定的「体が動いてきている」 昨春に右膝手術

 「大相撲初場所・11日目」(24日、両国国技館)

 元関脇で西幕下筆頭の若隆景(荒汐)が6連勝を飾り、春場所での再十両が決定的となった。出羽ノ龍(出羽海)の当たりをしっかり踏み込んで受け止めると、素早く左まわしを引いて上手出し投げで転がした。関取復帰を手繰り寄せる白星にも、気持ちは「変わらないですね」と淡々。「しっかり当たって攻めようと思いました」と振り返った。

 昨年春場所後に右膝靱帯(じんたい)の再建手術を受け、幕下に降下した昨年九州場所で復帰。今場所は危なげない内容が続き「体が動いてきている」と手応えを明かした。体も「少し大きくなったのかなと思う」とパワーアップした様子。幕下で負けられないという重圧とも「そういうのよりも、自分の相撲に集中してやろうと思った」と無縁で、白星を並べた。

 今場所も残るはあと1番。全勝や幕下優勝には「時に意識はない。自分の相撲をとるだけ」と関心を示さず。「去年はケガで苦しんだので、今年はケガなく終えたい。そのためにもしっかり稽古して、まずは次の一番に集中したい」と、静かに抱負を口にした。

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