琴ノ若が手にした懸賞金は計378万円 15年初場所以降では最多となる63本 床山「こんな量見たことない」とビックリ

 分厚い懸賞の束を手にする琴ノ若(撮影・佐藤厚)
 分厚い懸賞を両手で受け取る琴ノ若(撮影・開出牧)
 霧島(右)を寄り切りで破り、2敗を守った琴ノ若(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲初場所・14日目」(27日、両国国技館)

 大関霧島-関脇琴ノ若戦には63本の懸賞金が集まった。寄り切りで霧島を下した琴ノ若は行司から分厚い懸賞袋を両手で受け取る事態に。2015年初場所以降では最多の本数となった。

 取組前には懸賞旗を持った呼び出しが土俵を計4周。結びの一番に予定されていた横綱照ノ富士-大関豊昇龍戦にかかっていた懸賞48本のうち、25本が霧島-琴乃若戦に付け替えられた。

 悠然と花道を引き揚げた琴ノ若は懸賞についてコメントすることはなかったが、床山が「こんな量見たことない」とビックリ。日本相撲協会の公式ホームページによると、懸賞は1本7万円で手数料1万円を引いた6万円が勝ち力士の収入になる。

 63本×6万円で計378万円を獲得することとなった琴ノ若。横綱照ノ富士と並んで2敗で迎える千秋楽は翔猿と対戦することが決まった。「まずは明日の取組に集中しないといけない」と力を込め、大関昇進&優勝へ全力を尽くす覚悟だ。

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