早田ひな、2連覇王手!19歳新鋭に盤石4-0で貫禄ストレート勝利

 決勝進出を果たし笑顔の早田ひな(撮影・吉澤敬太)
 ポイントを奪い拳を握る早田ひな(撮影・吉澤敬太)
 準決勝を戦う早田ひな(撮影・吉澤敬太)
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 「卓球・全日本選手権」(28日、東京体育館)

 女子シングルス準決勝が行われ、パリ五輪代表を決めている早田ひな(23)=日本生命=は、22年高校女王の赤江夏星(19)=デンソー=を4-0のストレート勝ちで退け、2年連続3度目の頂点に王手を懸けた。午後2時から行われる決勝では、15歳の張本美和(木下アカデミー)と横井咲桜(ミキハウス)の勝者と激突する。

 勝負の五輪イヤーで、現エースが盤石の戦いぶりで決勝に駒を進めた。前日、平野美宇から金星を挙げるなど、ノーシードから勝ち上がってきた新鋭の19歳の挑戦を真っ向から受け止めた上で、1ゲームも譲らずに圧倒。女王の貫禄を見せつけた。

 今大会はパリ五輪代表選考の最終対象になっているものの、選考レースを断トツの首位で駆け抜けた早田は昨年のうちに五輪切符を決めており、「今回はパリの(代表)選考ではなく、久々に(純粋に日本一を決める)全日本という感覚で臨む。連覇が懸かっているし、パリ五輪前でいろんなプレッシャーが掛かっているが、自分1人ではねのけないと金メダルには程遠い。(五輪の)前哨戦として、1試合目から五輪で戦う自分をイメージして試合に挑みたい」と位置づけていた。

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