ペースメーカーの新谷仁美は30キロ過ぎで離脱「このまま走り切って先頭でゴールしたらどうなるの?」設定記録を上回るペース
「大阪国際女子マラソン」(28日、ヤンマースタジアム長居発着)
ペースメーカーを務めた女子マラソン日本歴代2位の記録を持つ新谷仁美(積水化学)は30キロ過ぎで離脱した。新谷はパリ五輪を目指さないと明言している。
今夏のパリ五輪残り1枠の出場権をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジとして行われたレースで、今大会と名古屋ウィメンズと指定2大会で、2時間21分41秒の設定記録を突破した最速の選手が選ばれる。
新谷は同じくペースメーカーを務めた上杉真穂(スターツ)らとともに先頭集団を引っ張り、最初の1キロを3分23秒で通過。その後はペースがやや上がり、10キロは32分59秒、20キロは1時間9分46秒(いずれも速報値)と設定記録を上回るタイムで推移した。
21キロ過ぎの中間地点で前田穂南(天満屋)が一人で前に出ると、新谷らは2位集団を引っ張る形に。SNS上では「例えばなんだけど、ペースメーカーの新谷仁美がこのまま走り切って先頭でゴールしたらどうなるの?」「前田穂南選手トップ、ペースメーカーの新谷仁美選手が遅れ出すほどのペース!!」「ペースメーカーだけど、新谷仁美選手の走りが見れるのも、最高」などと、新谷の走りも注目された。