宇良の衝撃「伝え反り」に国技館が拍手喝采 土俵際からバックドロップ気味に竜電を下す 物言いつくも軍配変わらず
6枚
「大相撲初場所・千秋楽」(28日、両国国技館)
小結宇良が大技「伝え反り」を決めて竜電を下した。
互いに頭を低くして組み合う展開となったが、土俵際に追い込まれた宇良はいきなり腰をかがめた。すると膝を一気に伸ばしてそり技を繰り出し、“バックドロップ”気味に竜電を土俵下へ運んだ。
形勢を一気に逆転した大技に国技館は大盛り上がり。直後に同体ではないかと物言いがついたが、竜電の手が先についていたため、軍配通り宇良の勝利となった。伝え反りは2022年秋場所4日目に宇良が宝富士を相手に決めて以来となった。
土俵下に落ちた竜電は右膝付近を抑えて苦しむ様子を見せていたが、最後は足を引きずりながら花道を引き揚げた。