卓球女子パリ五輪代表3枠目は「五輪で1番勝てる選手を」代表監督、伊藤美誠の辞退示唆は影響なしと強調 2月5日発表へ

 早田ひな(手前)と対戦する張本美和(撮影・吉澤敬太)
 決勝を戦う兄・張本智和を応援する張本美和(撮影・吉澤敬太)
 優勝した張本智和(右)と笑顔でタッチする妹の張本美和(撮影・吉澤敬太)
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 「卓球・全日本選手権」(28日、東京体育館)

 パリ五輪代表選考の最終選考対象となった女子シングルスが終わり、日本女子代表の渡辺武弘監督が取材に応じた。シングルス代表は早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)が確実となったが、3枠目の団体戦代表選出について「強化本部で会議を重ねながら決定していく。まだなんとも言えない。悩ましいくらいの激戦だった」と話すにとどめた。代表選手は2月5日に行われる記者会見で発表となる。

 今大会6回戦で敗退して3番手となり、シングルス代表を逃した伊藤美誠(スターツ)は「(パリ五輪で)シングルス優勝を目標にしていた。団体戦は選出されても出るかどうかハッキリ決まってない」と辞退する可能性も示唆していたが、渡辺監督は「(意思確認は)全然してない。ニュースで見ただけ」と明かした。「こっち(強化本部)で、五輪で1番勝てる選手に出てもらいたいと思ってますので、また会議を重ねて決定できればと思います」と、あくまで選手の意志にかかわらず、強化本部で選出する方針を強調した。

 また、今大会で準優勝し、選考レース4番手に浮上した15歳の張本美和(木下アカデミー)については「予想外にグッと力をつけてきた。ここまで力をつけるとは予想してなかった。国際大会でも国内でもどんどん成績が上がってきて、すごいなと見ていた」とコメントした。

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