照ノ富士9度目V、決定戦制す 初場所、琴ノ若は大関昇進へ

 大相撲初場所千秋楽(28日・両国国技館)3場所連続休場明けの横綱照ノ富士が13勝2敗で並んだ関脇琴ノ若との優勝決定戦を寄り切りで制し、4場所ぶり9度目の優勝を果たした。琴ノ若は初優勝を逃したが、大関昇進の目安とされる直近3場所合計33勝に到達。昇進が確実となった。

 本割では琴ノ若が先に平幕翔猿を上手投げで下し、結びの一番で照ノ富士が大関霧島を寄り切った。綱とりに挑んだ霧島は11勝4敗に終わった。関脇大栄翔は朝乃山を引き落とし、9勝6敗とした。

 三賞は若元春が殊勲賞を初受賞。敢闘賞は新入幕大の里が11勝4敗で初めて獲得した。琴ノ若は初の技能賞に輝いた。

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