横綱照ノ富士「世界に一台」の新型パレードカーに満面の笑み 今場所から導入 記念の初乗車に「力を出し切った」

 新しくなったパレードカーに乗り、バンザイする照ノ富士(右)=撮影・佐藤厚
 パレードカーに乗り笑顔を見せる優勝した照ノ富士(右端)
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 「大相撲初場所・千秋楽」(28日、両国国技館)

 照ノ富士が9度目の優勝を飾り、優勝パレードが行われた。今場所から「世界に一台しかない」というパレードカーが新規導入され、初めて乗車した横綱は満面の笑みで手を振った。

 場所前に元横綱白鵬の宮城野親方がお披露目会に出席した際、自身のSNSで「私のアイデアをトヨタ自動車の豊田章男会長が実現してくださいました」とつづっていた。トヨタの新型センチュリーSUVのオープンカーは「世界に一台しかない」といい、ピカピカの高級車の傍らでトヨタ自動車の豊田章男会長と2ショットを撮影していた。

 新たなパレードカーの導入について「優勝パレードの車から見える特別な景色はその力士をさらに大きく強く成長させてくれると私は信じています」と理由を記した宮城野親方。「この新しいセンチュリーのパレードカーに一番最初に乗る男は誰なのか。相撲ファンの皆さんも初場所に注目してください!」とPRしていた。

 序盤は不安定な取組もあった照ノ富士だったが「力を出し切った。決して稽古が十分ではない中で、日に日に体も動けるようになっていった」と振り返った。不安もあったというが「出る以上は全部出しきろうという思いでやっていた」と明かし、目標に掲げていた10度目の優勝へ向け「常々口にしてきた目標ですから、これを着に来場所につなげていきたい」と力を込めた。

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